4人に1人は再犯10回以上! 刑務所の老人ホーム化が止まらない
「『平成20年版犯罪白書のあらまし』によると、高齢者検挙人員の罪名別構成比は、
その70%は万引きなどの窃盗となっており、特に女性高齢者の検挙は、万引きと万引き以外の窃盗だけで90%以上を占めています。
『元気で枯れない高齢者』『リタイア知らずの犯罪のプロ』などでは決してない。
生活に困窮して犯罪に走り、出所しても職も身元引き受け人もないまま刑務所に戻っている、という図式が浮かび上がってきます。
ではなぜ、日本ではこれほどまでに高齢者犯罪が増えてしまったのか?
B氏は、その大きな原因として、日本の高齢者福祉や年金制度の脆弱さを挙げる。
「40年間毎月年金保険料を払い続けていても、老後に月々数万円程度しか支給されない国民年金。
受給資格を得るためには最低でも25年間払い続けなければならず、25年に1カ月でも足りなければ
支給を受けることのできない老齢年金。これほど低い年金の支給水準にもかかわらず、
10年度には収入が年金のみという高齢者世帯が63%にも達しています。月々数万円で生活は成り立たない。
職に就きたくとも日本では高齢者が職を得るのは難しい。この貧弱な社会保障こそが、
急増する高齢者犯罪の温床のひとつと言えるのではないでしょうか」
脆弱な福祉で救いきれない高齢者を刑務所が「税金で養っている」ことに他ならない。
数年後、団塊の世代が高齢者に達することにより、日本は世界でも類を見ない高齢化社会に突入する。
年金や福祉などの問題が山積みされた日本で、将来、刑務所が高齢者だらけになってしまうかもしれない。
刑務所は集団生活がネックだが
人恋しい年寄りには、それが逆に心地良いのもありそうだな。
もしもの時は迷惑駐車を燃やせばいいのかな
姥捨山が以下に合理的だったか分かるな
年金預けてもかんぽの宿の赤字で消えます
▼せいかつほご/鈴木謙介
生活保護っていうのは、働きもしない怠け者を食わせるためにあるのではなくて、
そういう人たちを食えないままに放っておくと、強盗を働いたり、
病気しても治療できないから伝染病が蔓延したり、
そういう社会全体のデメリットになるから実施されているという面もあります。
▼刑務所の経済学
300円の万引きの後始末にかかる税金は130万円!!
↑拘置所1ヶ月+刑務所5ヶ月の場合(判決は懲役6ヶ月)
受刑者のコスト 248万円~400万円/年
死刑囚のコスト 500万円~600万円/年
受刑者1人あたり年間300万円以上という多額な税金が使われているんです
(監獄より)生活保護を積極的に利用するほうが、社会の「経済的利益」になる
ナマポのコスト 175万円/年