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黒字企業が消えていく ~自主廃業3万社の衝撃~ 世界に誇る技術を持つ優良企業がなぜ

日本人の雇用の7割以上を支えてきた中小企業。今、全国で黒字経営にもかかわらず、会社を畳む廃業が相次いでいます。長く後継者不足が指摘されてきた中小企業。その対策として、M&Aや投資ファンドなどによる存続が図られてきました。しかし去年(2015年)、休業や廃業をした会社は2万7,000件。
13年前から増加し始め、この8年間は高止まりしたままです。

廃業した経営者
「“相談”する人がいないということは、一番の孤独ですよね。」

なぜ黒字企業にもかかわらず、後継ぎが見つからないのか。
取材を進めると、経営者が本来の会社の価値を把握できていないことが一因であることが分かってきました。

国の支援センター代表
「そもそも(中小企業の)経営は苦しい、魅力がない、誰も継がないと思い込んでしまう。」

日本経済を下支えし、地域の活力ともなっている中小企業。どうしたら次の世代にその強みを引き継ぐことができるのか。解決の糸口を探ります。

■世界が愛した名品 メーカー廃業で消滅!?

スタンフォード大学教授 ブライアン・コンラッドさん
「ドメインから外れた場合、どんな時でも0以下の整数になり…。」

理系の世界最高峰、スタンフォード大学の数学者たちが愛してやまない日本製品があります。

それは、このチョーク。
1本30円以上しますが、このチョークでなければ研究や授業が進まないと言います。

スタンフォード大学教授 ブライアン・コンラッドさん
「しなやかで折れにくい。書き心地が悪いと思考が妨げられるんだ。まさに最高のチョークだよ。」

この大学で5年以上愛用されてきた日本製のチョーク。しかし今は、これまでのように入手できなくなりました。
製造していた日本の会社が1年前に廃業したからです。

「数学界にとって悲劇だ。」

スタンフォード大学教授 ブライアン・コンラッドさん
「他のチョークよりとても質が良くて、なくなるのが残念だ。」

■世界に誇る技術 優良企業がなぜ廃業

世界最先端の研究を支えてきたチョークは、名古屋市にある社員12人の会社で作られていました。

渡部隆康さん
「ここが、うちの工場だった。ここら辺一角が。」

経営者だった渡部隆康さん、72歳です。
3年前、病気で体調を崩したことをきっかけに、父親の代から82年続けてきた会社を畳みました。
世界が認めるオンリーワンのチョークは、渡部さんが40年以上、改良を重ねた結果、生まれたものでした。

渡部隆康さん
「(これは)食品の機械。小麦粉を練るとかパン屋さんが使う機械。」

折れにくく、しかも滑らかなチョークを作るために、材料を均一に混ぜる機械を改良しどこにもまねのできないチョークの生地を仕上げました。そうした改良を100回以上重ねた結果、最盛期には年間9,000万本を受注。国内シェアの3分の1を占めるまでに成長しました。
渡部さんは、自分が病気になるまで後継ぎの問題を真剣に考えたことがありませんでした。


いざそのとき迫られたのが、3人の娘か社員の中から後継者を選ぶこと。
ところが、実際に引き継ぐ内容を整理し始めたところ、その種類と量の多さに途方に暮れたと言います。

渡部隆康さん
「小さい企業というのは、何もかも自分でやらないといけない。
営業から、生産のことから、人事のことから、すべてやらないといけない。
そう簡単に『やりますよ、やりますよ』というふうにはいかない。」

次に、渡部さんの頭に浮かんだのは、会社を丸ごと買ってもらうM&Aでした。しかし、病気になる1年前、偶然取り引き先の銀行から聞いたM&Aの経費は、2,000万円。会社の2年分の利益に当たる額でした。
今や、電子黒板やタブレット端末が出回る中、多額の経費を払ってまでチョークの将来性はあるのか。
渡部さんは、M&Aも断念。社員たちにせめてもの退職金を渡せるうちに廃業することを決断しました。

渡部隆康さん
「従業員にも退職金が払えないとかなっちゃいますよね。他にもいろいろ迷惑かけることのないように。」

「そこは重視した?」

渡部隆康さん
「当然やめるとなれば、そういう資金もいるということで、現在の資金の状況などを考えてやめましたよ。」

改良を重ねてきた設備や、他社にはまねのできない配合のレシピ。渡部さんは、そうした秘伝のノウハウを
韓国に売却。82年続いてきた会社をみずから畳んだのです。ところが、廃業から1年たった今、渡部さんは自分の選択に心残りがあると言います。

12人いた社員のうち、再就職を果たせたのは分かっているだけで2人のみ。多くの人は働き口が見つかっておらず、失業保険などで暮らしをつないでいる状況だと言います。さらに、チョークの将来性に疑問を持って辞めた渡部さんにも予想だにしない皮肉なことが起こりました。

これは、廃業を公表してから渡部さんのもとに届いた経営者などからのメールです。
そのほとんどが渡部さんの会社の技術力とブランド力を高く評価し、事業を継承したいという申し入れでした。
さらに、新たなマーケットの可能性を指摘するものさえありました。

■“中国ではチョークの市場は大きい。中国人にアピールできるのではないか?”

メールの指摘のとおり渡部さんから設備を購入した韓国では、これから中国を含めた5か国に売り出そうとしています。後継ぎ問題に一人孤独に悩み続けた渡部さん。
会社の価値を客観的に知ることができたのは、後になってからでした。

渡部隆康さん
「こんなに反響が出るとは思っていなかった。
外から客観的に見るのと、自分で考えているのとでは違いは出ますね。」

(以下省略)

韓国に売却って、この話で一番盛り上がるところだな
大企業だけに甘い汁を吸わして、中小へは知らぬ存ぜぬ
公務員には厚待遇、中小には冷遇

高給で稼げていても、お前らの曾孫なんか地獄を味わうんだから、ざまーないね
衰退の一途なんだよ、これからは!

日本の銀行が馬鹿すぎるんじゃないの?
そりゃ天下り企業が、中小の利益を吸い上げてっからだろ
倒産件数の減少の原因は自主廃業が増えたから

倒産は借金返済が不可能になって資金不足で運営が不可能になること
自主廃業とは違うし


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by ssplan1950 | 2016-02-21 09:00 | へんな話